生豆からいれるコーヒーはなぜ体によいのか?先ずは「コーヒー物語」から。

10世紀ごろ、コーヒーの木はアフリカのエチオピア山中で発見されたと言われます。
そのコーヒーの木になる赤い実を元気の源として食べ、その実の煮汁を眠気覚ましとしての飲み物としていたのがイスラムの僧侶たちでした。

エチオピアでは、イスラムの僧侶とコーヒーの木との出会いについて「イスラムの僧侶が山中でヤギがコーヒーの赤い実を食べて元気に飛び跳ねているのを見たのが始まり」という言い伝えが残っています。

イスラムの僧侶たちにとって、コーヒーは夜通しお祈りするための眠気さましとして、また体力をつける薬として飲まれるようになりました。

この飲み物を酒の名前と同じように「カーファ」と呼んだことから現在のカフェとなったのです。

チャウットージー・パゴダ
単に眠気をさますだけではなく、心身ともにリラックスできるコーヒーの効果を聞きつけたイスラム教徒たちが、たちまち庶民の間にコーヒーを広めていったのです。
「コーヒーは滋養強壮に役立ち、飲むと疲労がとれ、しかも万病を予防する」としてその人気はドンドン広まってゆきます。
エチオピアの山中で見つけられたコーヒーは近隣諸国を経て、とうとうヨーロッパ諸国のイタリアからオランダ、イギリス、フランスへ伝わりました。

本来なら迫害される異教徒の飲み物であるコーヒーがヨーロッパで普及したのは、飲むと頭がすっきりするなどの作用や循環器系にも効果がある飲み物だということが解ったからだとされます。

そしてアメリカへコーヒーが渡ったころには、豆の挽き方やコーヒーのいれかたが開発されて味と香りが洗練されると、薬だったコーヒーは嗜好品として愛飲されるようになってきたのです。

日本にコーヒーが入ったのは18世紀末で、長崎の出島にオランダ人がもち込んだといわれます。
しかし、コーヒーを口に出来たのは出島に出入りしている遊女たちだけだったようです。

今日のように一般家庭で普通にコーヒーが飲まれるようになったのは戦後になってからだそうです。
今では、日本は世界有数のコーヒー消費大国にまでなりました。
 
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